よもやま話とあれやこれ

あべです。どうでもいい話をたくさんするよ。

想像と創造のビートルズ

早くも洒落乙なタイトルにしちゃったことを後悔している。長々書いてみたけど、これは私が英語ができない、というだけの話だからだ…。

  

私はThe Beatlesの音楽が好きで、彼らの曲は高校生の時から勉強のお供だった。

メロディーが好みなのもあるが、日本語だとどうしても歌詞の内容に頭がいってしまうから勉強の妨げにならなかったことも理由の一つだ。

 

そんな訳で、The Beatlesの曲はリスニングで勝手に作り上げた壮大なイメージで内容理解をしていた。

ちなみに、私は人より英語ができない。どのくらいできないかと言うと100人以上の前で

 

「あうたむ スポーツ!(Autumn sports )」

 

と叫んでしまったくらいにはできない。 

受験期は私大の英文で「オペン…!?!?オペンってなんだ、またここで専門用語か…!??!!?」となって辞書を引いたら

 

「open(開く)」

 

と出てきた。辞書をぶん投げた。

 

 

けれど、好きな曲の内容も知らないで好きなんて言っていいのかなぁ…せっかくの名曲の中身を知らないのもなぁ…と思う気持ちが年々強くなってきたので、今更ながら今回和訳サイトをあたってみることにした。

 

 と、あらびっくり。今まで聞いていた曲は本当にこれか!?!?!!と思うくらい原曲の内容は想像とかけ離れていた。

 

んな訳で、ここでようやく本題。「言語が理解できないと全く違う曲が誕生してしまう」というお話です。

 今回はビートルズの中でも特に気に入っていて、中身が原曲とかけ離れていた二曲をご紹介します。

  

YouTubeとかで曲を流しながら読むと、より一層私の脳内イメージをお楽しみいただけるかもしれない。

 

まず一曲目が

The long and winding road
直訳すると「長く曲がりくねった道」でいいのかな。これに関してはそもそもタイトルから間違えていた。 

 

私はこの曲を結婚式の歌で、日本の「乾杯」的な感じの曲「The long and wedding road」(これ改めて見てみると形容詞と名詞が並んでる時点でヤバいな)だと思っていた。長渕剛さんごめんなさいだ。

 

実際はビートルズの解散のきっかけになった歌だとかなんだとか、曲が作られるまでの事情も複雑な一曲だった…らしい。

 

そんな複雑な1曲を、今までこれを長い長いバージンロードを通って花婿の元へ向かう花嫁とその父親の絵を浮かべて聴いてきちゃった訳だ。

言い訳するとwinding とwedding って耳で聞くぶんには似てるし、曲の雰囲気もそれっぽいので、私の目には父親の眼に浮かぶ涙、優しく笑顔で祝福する参列者の顔まで見えていた。

 

…が、和訳を見た瞬間に結婚式場は音を立てて崩壊した。

 

花嫁も花婿も涙を浮かべる父親も参列者も恐らく式場の下だろう。私の英語力が足りないばかりに沢山の犠牲を出してしまった。すまないことをした……。

 

 

気を取り直して二曲目

「We Can Work It Out」

ノリよくポップな曲で、タイトルの字面から「楽しく愉快に働こう!!!」な曲だと思っていて、これを聞く時の脳内ではパリピのにーちゃんが海の家で楽しくノリよく働いていた。なぜ海の家なのかは私にも分からない。

 

で、これまた和訳を見るとびっくり。この曲はうまくいかない恋人たちが苦難を乗り越えようとする歌で、オリジナル和訳タイトルは「恋人たちの悩み」。

 

「We Can Work It Out」は「僕らならうまくやれる」ってな具合に彼女を説得するセリフで、

 

「働くってサイコー!!ヒャッハー!!!!!」

 

では、どうやらないらしい。

 

なんてことだ。パリピのにーちゃんが急に陰がある男に見えてきてしまった。心なしかしょんぼりしているようにも見える。

ここでも私の英語力がないばかりに……。唇を噛み締めた。

 

というわけで、和訳サイトを軽い気持ちで見た結果、式場は崩壊し、パリピのにーちゃんの新たな一面を知ることになってしまった。

想像と現実のギャップは大きい。

 

「To be or not to be」を「あります、ありません、あれはなんですか?」と翻訳した明治の人にこれほど近しいものを感じたことはかつてないし、今後も二度とないだろう。 

 

20歳にして気づくことでは絶対にないが、言語の壁はかくも大きいものである、と実感させられる体験だった。言語ってツールだもんな。

 

こんなんに言われてもThe Beatlesの皆さんにもファンの皆さんにも頭を抱えられるだろうけど、「The long and winding road」も「We Can Work It Out」もめちゃくちゃいい曲なので是非聞いてみてください。
まとまらないのでこの辺でおしまい!